円空仏 十一面観音菩薩立像 現在は藤井達吉現代美術館に預けてあります。
身の丈 約25cmほどで正面の化仏が欠けているのが残念です。大きさが手ごろなので、念持仏として持ち歩いていたと思われます。
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木華(もっか)
木製で出来た華であります。蓮の華をさしています。蓮は泥水の中から茎を伸ばし大きな葉をたたえ、そして清浄な美しい大きな花を咲かせる姿がお釈迦様の智慧や慈悲の象徴とされ、お寺の中の様々な場所に使われています。
多くの仏像の台座には蓮華の形をしていますし、その仏像の前にこの木華(もっか)がみられます。ツボミ・満開・枯れている花や葉と様々な形になっていますが、生まれてきた物は必ず病気・老い・死から逃れられないこの世の理(こたわり)も現しています。
また蓮の華は泥の中でしか咲かないので、たとえ今自分の人生が泥の中のようであっても、良い事を真面目に続けて行けば必ず将来とても綺麗な花を咲かせられるということも教えているのです。
木魚
木魚とは字が示している通り、木製の魚の形をしたもので、お経を読むのに調子を取るものです。
なぜ魚かというと、魚は目を閉じてる事がないので、寝る間を惜しんででも、修行に励みなさい。という意味だそうです。
小さい頃は魚の形には到底見る事が出来ずに、骸骨みたいだな〜と思いました。骸骨の目に見える部分は魚の尻尾です。下の真ん中には二匹の魚が宝の珠をくわえているデザインになっています。
大権修利菩薩(だいげんしゅりぼさつ)
大権修利菩薩(だいげんしゅりぼさつ)と読みます。
曹洞宗の本堂の向かって右側に、右手をかざして椅子に掛けた木像が、大権修理菩薩です。
曹洞宗だけが祀るという珍しい菩薩です。
道元禅師が宝慶3年(1227)に、如浄禅師から正法を得て帰国する際に、1人の化身が現れて、道元禅師にしたがいたいと言い。道元禅師は、身体を小さくして同行するように求めると、三寸余りの白蛇になって、応量器の中に身を入れて共に日本に来たといいます。
また、道元禅師が帰国に当たって『碧巌録』を書写しようとすると、この大権修理菩薩が現れて手助けしたといいます。これを「一夜碧巌」といいます(助筆は、「白山妙理大権現」であったという説もある)。
達磨大師
普賢菩薩さま
文殊菩薩さま
ご本尊さま
ご本尊さまは聖観世音菩薩坐像、右脇侍は毘沙門天、左脇侍は地蔵菩薩
寺伝では行基菩薩御作となっていますが、調査が待たれます。