版木3 奇應丸

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奇應丸

奇應丸

「ヒヤ、ヒヤ、ヒヤの、ひや・きおーがん」のコマーシャルソングを思い出します。樋屋奇応丸。この奇應丸が、寳福寺でも売られていたとは江戸時代でもかなり人気のお薬であったんでしょう。

後ろの方に出てきますが、牛や馬にも効くっておもしろいですね。

本          加持霊薬            奇應丸                一粒六文            十粒入六十文

一 第一 気つけどくけし しよくしやう はらいた

一 むぢ しやく くわくらん 下りはら しぶりはら

一 とんしのものは はらに少しあたたみあれば  よみがへるべし        一 気のつきたる又おこりに用いて よし

一 なんざん子の生れかねたる によし 又ゑなの  おりぬ によし 血のぼり 気ちがひたる によし

一 きんそう 血どめにはかみくだき付て よし        一 小児きやう風 五かんに妙薬なり

一 ほうそう はしかに用ひ妙薬なり      一 牛馬のなやみにもちひてよし

當山秘方薬師如来

加持霊薬功能異他

三州大濱            寳福寺製


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