こちらは林泉寺寺宝の釈迦三尊像であります。平成31年碧南市文化財に登録されました。
通常釈迦三尊像というと、お釈迦さまを中心にし、右の脇侍に象に乗った普賢菩薩、左の脇侍に獅子に乗った文殊菩薩というのが一般的であります。
普賢菩薩は慈悲の象徴、文殊菩薩は智慧の象徴であります。この慈悲と智慧はお釈迦様の教えの根本であり、この両脇侍はお釈迦様の教えの中心を現しているとも言われています。
智慧による合理的で道理にかなった普遍的な教えがあり、またそればかりではなく、臨機応変にその人に合った教えでなくてはならないのです。